ご機嫌な黄色

ノートルダム 炎の大聖堂のご機嫌な黄色のレビュー・感想・評価

ノートルダム 炎の大聖堂(2022年製作の映画)
4.5
彼女は如何にして救けられたか
事実である以上全ての文頭には「不謹慎かもしれないが」が必要な世の中かも

映像エンタメとして極上のおもしろさ
過不足のない真摯な真実の大迫力映像美
悲劇でしかないシーンも映えてしまうし、
タイムラインも惹き込まれる
ユーモアもある
《いばらの冠を救え》はクエストとしてとても興奮する
「嘘のような」というのは、フィクション脚本みたいに、いや、人の創作よりもドラマチックでスリリングで魅力的スペクタクルが良く出来過ぎているということだと思う

IMAXアピールのわりに上映回が少ないのが残念
一度目はスケジュール都合でノーマルにて字幕に集中、二度目にIMAXで映像に集中した
結果良かった
観るものが多いのだ
縦分割して、役者さんの芝居とスマホで撮られた当時の映像とが映される
これもまた映画として画が格好いい
炎とゴシック建築の相性のよさ
そのどちらも監督の薬籠中なのだから極上にしか仕上がらない

以下ネタバレ




ネコちゃんは無事です!

って、私は書くつもり満々でしたよ?
なのに、そのシーンが無いままエンドロールが終わって明るくなっちゃった
直ぐに納得
そんなシーンは不要ですよね
事実を羅列した迫力を魅せた後には、お決りの安心ハッピーエンドおまけは安っぽ過ぎのるでしょう
さすがです
ご機嫌な黄色

ご機嫌な黄色