【理不尽すぎる、そんな裁判があって良いものだろうか.....】702
《感想》
1955年米国南部ミシシッピー州
1863年に奴隷解放宣言、その時代から約1世紀。
それでも根強く残る「黒人差別」
映画〝グリーンブック〟は1960年の話。
同じ様に南部のHotelに宿泊するのに手こずった事を思い出す。
現在のミシシッピー州はどうなのか知りませんが、
ここまで白人至上主義が蔓延していると、どうにもなりません。
だから野放しでよいのか?というと、そうではなく、今回の息子さんのお母さんの様に、強く立ち向かう人が居ないと世の中が変わらないのは事実。
今回の白人至上主義の理不尽な裁判では
結局何も変わらなかったのだが
そこから半世紀以上経過した...
2022年3月29日
"エメット・ティル反リンチ法“が成立した。
「1955年のエメット・ティル殺害事件」を知るには
良い機会の映画でした。
《物語》
1950年代アメリカで、アフリカ系アメリカ人による公民権運動を大きく前進させるきっかけとなった実在の事件「エメット・ティル殺害事件」を劇映画化。
1955年、イリノイ州シカゴ。夫を戦争で亡くしたメイミー・ティルは、空軍で唯一の黒人女性職員として働きながら、14歳の息子エメットと平穏に暮らしていた。ある日、エメットは初めて生まれ故郷を離れ、ミシシッピ州マネーの親戚宅を訪れる。しかし彼は飲食雑貨店で白人女性キャロリンに向けて口笛を吹いたことで白人の怒りを買い、8月28日、白人集団に拉致されて凄惨なリンチの末に殺されてしまう。息子の変わり果てた姿と対面したメイミーは、この陰惨な事件を世間に知らしめるべく、ある大胆な行動を起こす。
「ザ・ハーダー・ゼイ・フォール 報復の荒野」のダニエル・デッドワイラーが主人公メイミーを熱演し、ゴッサム・インディペンデント映画賞など数々の女優賞を受賞。名優ウーピー・ゴールドバーグが共演し、製作にも名を連ねる。
(以上「映画.com」より)
監督
シノニエ・チュクウ
出演
ダニエル・デッドワイラー(メイミー・ティル)
ウーピー・ゴールドバーグ(アルマ)
ジェイリン・ホール(エメット)
ショーン・パトリック・トーマス(ジーン)
ジョン・ダグラス・トンプソン(モーゼ)
ヘイリー・ベネット(キャロリン)
《こんな話》
・米国南部ミシシッピー州
・白人至上主義
・リンチ殺害
《関連する映画》
・グリーンブック(同時代の黒人差別)
・黒い司法0%からの奇跡(米国南部アラバマ州)
・アンテベラム(南北戦争と黒人差別)