MasayukiShimura

TAR/ターのMasayukiShimuraのレビュー・感想・評価

TAR/ター(2022年製作の映画)
4.3
全ての画と音が緻密に作り込まれた完璧主義的な作品。

そしてその中心にケイト・ブランシェットの卓越なる演技(顔の肉付きまで変えてしまうのには驚きました・・・)が据えられており、まったく間延びを感じさせることのない159分でした。

権力と芸術、愛とジェンダーなど、様々な要素が絡み合った脚本を初見で読み解くことは難しかったですが、本作のテーマは何かと問われれば、本作のタイトルが示すように「リディア・ターという人」としか言いようがないのかなと感じました。

あと解説が素晴らしいパンフレットは買いです。
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