このレビューはネタバレを含みます
素晴らしい演技力のケイトブランシェットなんです!圧巻の演技力は、星5つなのですが…物語にどうして納得できなかったのです。
世の中に存在しない指揮者「ター」ですが、いやいやまさにケイトブランシェットが「ター」そのもの!と思っていたら、やはり監督は彼女の為に書いたとの事…
圧巻の演技力は、アカデミー賞でも間違いないと思います。ただ作品に凹凸が少なく、多分みていた観客は、圧巻の演奏が聴きたかったけど…それは無理だったみたいです。
既にケイトブランシェットの演技に魅了されていた観客は、彼女の圧巻の演奏…いや指揮を本当は見たかったけど…多分それがなく星が伸びなかったのかと思います。
途中、生徒とのやり取りに、ワンカメ・ノーカットになって、どうしてなんだろうと、ずっと上映中も思っていました。
全て彼女の潔白を証明する為でしたね。
アジアでマッサージを受ける時、番号で女の子を選べは、女性が物としてしか扱われない嘔吐でしたね。
唯一残念と思えたのは、なぜエンデテイン曲に、オーケストラの曲を使わないのだろう…そう思いました。
物語の伏線が沢山ある作品だったからこそ、もう少し納得の出来る終わり方であって欲しかったです。