粉オヤジ

TAR/ターの粉オヤジのネタバレレビュー・内容・結末

TAR/ター(2022年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

 素晴らしい演技力のケイトブランシェットなんです!圧巻の演技力は、星5つなのですが…物語にどうして納得できなかったのです。

世の中に存在しない指揮者「ター」ですが、いやいやまさにケイトブランシェットが「ター」そのもの!と思っていたら、やはり監督は彼女の為に書いたとの事…

圧巻の演技力は、アカデミー賞でも間違いないと思います。ただ作品に凹凸が少なく、多分みていた観客は、圧巻の演奏が聴きたかったけど…それは無理だったみたいです。

既にケイトブランシェットの演技に魅了されていた観客は、彼女の圧巻の演奏…いや指揮を本当は見たかったけど…多分それがなく星が伸びなかったのかと思います。


途中、生徒とのやり取りに、ワンカメ・ノーカットになって、どうしてなんだろうと、ずっと上映中も思っていました。
全て彼女の潔白を証明する為でしたね。

アジアでマッサージを受ける時、番号で女の子を選べは、女性が物としてしか扱われない嘔吐でしたね。

唯一残念と思えたのは、なぜエンデテイン曲に、オーケストラの曲を使わないのだろう…そう思いました。


物語の伏線が沢山ある作品だったからこそ、もう少し納得の出来る終わり方であって欲しかったです。
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