心に残ってぐるぐる考えてしまう映画だった。割と好き。
とても良くできた映画でした。と言う感じだ。見終わった時は全体の印象からか、悲しくなったが、調べたりよく考えると、良い終わり方だったなと。純粋に音楽+指揮がやりたいから続けるのだなと感じ取った。
複雑な気持ちになる映画だった。
ターの事はまぁ好き、チェロのニューカマーはマジ嫌い。その他はなにも。
ケイトブランシェットの演技は圧巻。
以下ネタバレ含む
ター…良い人とも言えないし、悪い人とも言えない。私はどちらかと言うと好き。
でも男性キャラだったら嫌い(笑)きっとここ、あえて女性にしたんだなと思ってる。ネガな意図なのかポジの意図なのか分からんけど。
才能にプラスして、努力が垣間見えるし、言ってる事は割と共感できる。
音楽界や世間の色んな人やモノ、事件や人格を融合して作り上げられたキャラなんだろうが、リアリティがあって良い。
特に、ジュリアードでの講義は良かった。同感。ターが言ってる事受け入れられないなんてもったいない、指揮者なんかやめれば？って思ったくらい。
ちょっとしたえこひいきなど、上手く隠して民意をとる感じもよくある〜って思ったし
副指揮者を退任させるときも、まあ一般的にはああなんじゃない？ちゃんと本人に向き合って話してたし…
それ以外の明確に書かれてない部分は判断できないし。
内容に関しても、観客さんどうですか？って委ねてくる感あり、意見が沢山出てくる系の内容だった。
私は、要はハメられたんだと受けとったけれどどうですか？ちょくちょく出てくるメッセージの主もなんとなく分からせる感じで、勝手にそう理解したけど。
あと、やっぱ難しいよね。作品と製作者の人格や性格を別にするのかしないのか。
私はそれは時と場合によると思うんだが。
まじでやばい犯罪とか非人道的だと消されてほしいが、今回のターはちょっと逆恨みやはめられたのもある感。
あと色んなところからの泣きっ面に蜂が重なる感。もはやギャグ。
あそこまで落ちるのは可哀想な気もする。
