TAR/ターのビッグビッグビッグマフのレビュー・感想・評価

異色作。
撮り方もかなりジメっとしており、サスペンスとドキュメンタリーの間のような空気感が終始漂う。
何が面白いか？と言われたら言語化するのは難しいけれど、映画ならではの魅力にあふれた作品だと思います。
映画は現実と虚構の狭間を生み出すものであり、つまりTARが陥っていく状況そのものでもある。そのある種メタ的なシンクロ感が、かつてない映画体験を観てる人にくれるのかもしれないと思いました。