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TAR/ターのニックネームのレビュー・感想・評価

TAR/ター(2022年製作の映画)
4.0
皆様の演技す、す、すごい!
若いころは
まあまあ特殊な世界にいたので
ターみたいな方のそばや下でモゴモゴうごめいて生きてきたので
懐かしいな。って感想だった。
そして今の日本にもタイムリー。
でも凋落ではないなーって思う。
ほんとの幸せなんて見つけられっこない生き方をずっとしていたひとが
ここまで起きなきゃそりゃ何も気付かんよね。って人は世界中の上のほうに?たくさんたくさんいて
ターだけじゃなくいつかどこかで「やっぱりね…」という因果応報体験をして、そこからはまたその人次第。
さてこれからもター次第。
あとは
大家さんが来た時そういうことだったのか!と。
ターの全方位を描くには
あの親子のポーダブルのあれと
そのごのアコーディオンはやっぱりどんなに尺が長くても必要だった。
5年後にこの映画のどこを覚えてるかって、きっとこの親子と
クソ大家(言葉が乱れてすみません)最後のほうの演奏での
ツカツカっときてバコーンと
ほんとに袖で演奏したんか…と
そんなメインじゃないほうの光景かもしれないなと。
トーベ・ヤンソンの自伝映画を最近みたから、ターもどうしても実在の人物と思ってみてしまう…のは
ケイトブランシェットが上手すぎるからもある。
この年齢でこの役でこの美しさを出せるって素晴らしい。
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