最初のほうから
得も言われぬ感覚で何度も泣いてしまって、とても苦しかった。
（その何百倍もみてよかったと思ってるけど！）
同じように泣きながら観ていたって感想のかたがたくさんいるからこそ、
この世も人間も
それでもやっぱり信じて生きていけるし。
でも割と最近
都内の大病院で友人の重度の障がい者を別に死んでも仕方ないでしょ扱いされた悔しさがどうしても許しきれていなくて、抜けてない私としては
これをみてカタルシスに…なる
かなと思ったけど…
全然なんなかったよ！
むしろそれとリンクしてあまりの人権のなさに、とても悔しくなってしまった。こうして司法の世界で生きてる海外の偉い人の中にも
黒人は冤罪で死んでもいいと
ほんとに平気で思って生きてる人がまだまだいるし
日本の医療の世界に生きてる偉い人の中にも
障がい者の特殊な体や病状を
自分の診療実績としてとか…実験台の研究材料としてとかの…そんな価値しか見出してない人間が
まだまだフツーにしれっとそんなに罪悪感なく、生きてるんだよなーと。
すんごい悔しいけど。
許さない、じゃなくて
私はぜったい
そんなままの世の中で仕方ないとは思わないで生きてくし
私は裁ける仕事の人間じゃないから
人間の改心というものを
諦めないから。
ーと思った。
映画にでている黒人のかたも
白人のかたがたともちろんある部分では和気藹々と仲良くこの映画を作りながら…でも心の中で先祖代々から受け継がれ体やこころに埋め込まれたいろんな想いを叫びながら、演じているんだろうと思う。
余談
映画としては素晴らしいけど
相変わらず邦題の付け方が
なんかちょっとそれじゃない感があるけどな。
黒い司法。ってところが二時間サスペンスっぽいからからな。
この絶対映画みてみて！って友達に伝える時に
相手が即座に見たくなりそうなタイトルにしてほしいねん！
（一生懸命邦題考えたかたごめんね。）
