このレビューはネタバレを含みます
世界最高峰の天才指揮者が、
何者かによってどんどん精神的に追い詰められていく話。
その過程をホラー演出で表現してるのが面白い。
グレーディングがギリギリまで調整されてて、
物陰に人がいるのか？ いないのか？
見えそうで見えなくて、やっと見えた！と思った瞬間
同時にゾッとさせられるのがマジで怖い 笑
主役は当然ケイト･ブランシェットで当て書きされてる
ものと思ってたら、なんと当初は男優の予定で、
変更されてケイトになったらしい。
ホントかよ？ってくらいのハマり役なんだけど。
権力者を男で描かないことによって、
より様々な問題を浮き彫りにしてて 話にも深みが出て
変更して大正解だと思います。
▶︎秀逸シーン
主人公の人間性が垣間見える場面は一杯あるんだけど
中でも自分の娘をいじめた女児を恫喝するシーン
