評論家の評価も高く、指揮者の苦悩を描いた真面目な映画と思って鑑賞し始めたが、残念ながら自分には全く合わない映画だった。
リディアにも当然共感出来ないけど、冒頭の飛行機内で寝てるリディアを動画撮影しながらチャットしてるフランチェスカとクリスタ(と思われる)の文言を見て彼女たちもそれなりだなと冒頭から思ってしまった。
そしてモンハンのコスプレをエンディングで見せられたときは、マジで最悪。こんなんでスタンディングオベーションしたヴェネツィアのお客さんや高評価した評論家は全く信じられない。確かにケイトの演技はすごいけど、アカデミー作品賞ノミネートはちょっと。まあ毎年こんなのあるけどね。
160分近い映画だったが、大家さんの話しなど削って、なぜリンダがリディアというモンスターになっていったのか描いた方が良かった。まあ大家さんあたりからは全部幻覚なのではとも思ってるけど。クリスタの自殺も幻だし、最後も精神病院で指揮してるリンダでしょ。
結局の被害者は奥さんのシャロンと養子のペトラだけかな。たぶんペトラは赤い服の女の子に倍返しされそう。