心の洗濯をしよう…、
ずっとそんな想いがあって鑑賞しました
モリコーネの音楽家としての、そして、
人としての苦悩と葛藤に触れました。
モリコーネはこれら苦悩の日々を共に生きた我が妻へ何の臆面もなく可愛い💓と公然の場で堂々と語ります。
私はその時の彼の表情を見て、
モリコーネと言う人は、
決して擦れていない純粋な人だと
深く感じました。
そして私は映画音楽は殊のほか好きだったので、大好きだった想い出の旋律を
再び耳にした時…、涙が落ちました。
あと一つだけ贅沢を言うと、
懐かしい映像をもう少しだけでいい、
堪能したかったかなあ…、
そんなふうに思いました。
あとは本作には、
「マエストロ」という言葉が
何度か出て来ます。
マエストロとはイタリアでは、
偉大なる音楽家、指揮者、
つまりは「巨匠」と呼ばれる方を
尊敬の意を込めて賞賛する言葉のようです。
そこで大変僭越ですが、
今あらゆるジャンルでこの、
マエストロ発言が頻回に遣われてる
気がしてます。
究めて大切な珠玉の言葉だと想います。
頻発乱用は哀しいです。
そしてきっと私などには縁のない、
おそらく生涯口にすることのない、
気高く畏れ多い言葉だと思いました。
最後に
栄光と伝説の"マエストロ💐"
エンニオ・モリコーネは語ってくれます
音楽家という者は目の前にはいつも、
真っ白の紙切れがあります。
その紙切れにいったい、どんな、何を
書いてゆくのか…、 □✍
そして書く前には必ず熟考が必要です、と仰られました。
私はその時思いました。
確かに大事なことに向かうとき、
頭を真っ白にして考えろと言います。
味気なき無味無臭の真っ白のものに、
色や音や匂いや空気や、
自身の唯一無二の感性を送り込む…、
とてもスリリングで愉しい時を
過ごせることを教わりました。
そして今日、
モリコーネさんにお会いして、
これら素敵な余韻をもたらせて
頂きました。
本当に有難うございました💐
改めて心より哀悼の意を表します。
いつの日か、またあわせてください。