ベンアミ

神々の山嶺のベンアミのレビュー・感想・評価

神々の山嶺(2021年製作の映画)
-
谷口ジローがフランスでも人気の漫画家だということもあるが、

日本の中でも国民的とは言えない、名作の小説、漫画がフランスで拾われてハイレベルのアニメになって日本に逆輸入される状態にまず世界の広さを感じた笑

作品は、ハードボイルドっていうのか分からないけど、山男たちの無骨な感じが終始あって、山の絶景とスリリングさに、見ていてエネルギーもらった。

劇場の音が移動する感じが良くて、
おま、そっちにおったんかい!ってびっくりするシーンも

テントの光も綺麗だなと見惚れた。

なんか、エンタメというか、「結局2人とも無事に登頂して下山して、イイ記事書いてめでたしめでたしなんでしょ」って勝手にラストを予想してたから、いい意味で裏切られた。

夢枕獏ってファンタジーをめちゃくちゃ面白く書くおっさんだと、陰陽師だけ読んで勝手に認知してたんだけど、
むしろミステリとかそっちなんだな。あんな現実的な話を書く人なんだと、驚いた。

山は、昔に、THE世界遺産で、日本人アルピニストのエベレスト登頂に同行した放送回があり、それもめっちゃいい。
ベンアミ

ベンアミ