ぽーちゃん

劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室のぽーちゃんのレビュー・感想・評価

4.5
昨日からあまりにも人間の負の側面(愛するものや友を守るためというのがかるにせよ、憎悪とか怨嗟とか暴力とか)を見せつけられてたから、
命に対する諦めなさ、我先にと狂騒していてもふと我に帰り協力する心の豊かさに救われたわ。

アタシはこの作品はドラマは全然観たことなかったので、これまでのストーリーわからなかったけど、でも、ドラマ観てなくても充分相関関係掴めるくらいのエピソードは入ってた。
観た後「涼香が死んだから、今度も死ぬかと思った」と話してた人がいたけど、確かにもうダメか😵とハラハラしたけど、こういうドラマは“予定調和“がキモだからね、きっと「今度は死なせない!!」ってなると思った😆
その決断があまりに明るく飄々としていてドン引きしちゃったけど、、、、
まぁ、『コードブルー』の二番煎じっちゃそうなんやけどね😆
それにしてもいくら普段から筋トレして鍛えてるっていう喜多見先生がマッチョな鈴木亮平だからって喜多見先生タフ過ぎるし、要潤や賀来賢人、ジェシーとかタイミングが絶妙過ぎて漫画にしか見えなくなっちゃう。やり過ぎ!

でもね、医療従事者に“最後まで命を諦めない“気持ちがあるかないかって、助かる命を助けられるか助けられないかにはすごく大きく関わってくると思う。高齢者だから、とほぼ諦めかけられていた老父の命を、医者よりも熱い思いの丁寧で懸命な介護で繋ぎ止めてくださった介護従事者によって、父が生きる気力を取り戻したのを目の当たりにしただけに、、、、、。
不治の病で死にゆく人とか生きるのに過重な痛みを伴う病人を医者のプライドやエゴだけでさせる“延命措置“とは違い、本来死ぬべきでなかった事故犠牲者などの“救急救命“に関しては、、、、、。
なので、救急救命に関わる医療従事者には諦めない強さ、逞しさを持っていて欲しい。最初はなくたって、経験の中で折れずにそれを身につけて欲しい。そういう意味では喜多見先生の人間臭さ底抜けの明るさはものすごい大きな光だ!!

石田ゆり子さんの赤が似合う都知事さん、お茶目で可愛くて素敵だったわぁ、、、、。石田ゆり子さんといい、渡辺真起子さんといい、生真面目なだけじゃ海千山千の政治家爺ぃと渡り合っていけないんだから、日本にも潔さと野望を程よく併せ持つあんな女性政治家が増えて欲しいわね。

そういう意味では、予告映像で観た天海祐希さんが猿之助さん扮する内閣総理大臣と対決する『劇場版 緊急取調室 The Final』は是非とも観たい!!
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