12月23日 晴れ
ロード 10km
シャドー 3R
ミット打ち 5R
上映時間 99分
フィルム 16㎜
素晴らしい作品だった。
間違いなく岸井ゆきのの代表作になるはずだ。
ろう者とボクサーの両方を見事に演じ切っていた。
特に背中の筋肉。ちょっとやそっとのトレーニングではあれほど付かないぞ。
才能が無いからこそ人としての器量でカバーした。
ドラマがないからこそリアルがあった。
劇伴が無いからこそギターが切なく響いた。
耳が聞こえないからこそ目を澄ませた。
無音にしてケイコの生きる世界を体験させるのではなくありのままを描きその世界や感情の移り変わりを想像させる。
ただでさえ難しいのにコロナ渦のマスクがより意思疎通の妨げになっているんだよなとハッとさせられた。