意志と表象としての世界
理想や理念を持たず目先のスリルだけを追い求める「第三世代」のテロリストたちが企業や警察に利用されてしまう姿を描いた作品。
恐らく根底にあるのはドイツ社会に対する怒りや不満で、明確な目的を持たないテロ組織の崩壊と陰謀を企む警察などを皮肉ってるのでしょうが、如何せん政治的側面が強いのでドイツの政治史に疎い自分には難しかった。
冒頭シーンの長回しは凄く引き付けられて好みだったので他の作品にもチャレンジしてみたい。
"映画とは唯一のユートピア"という言葉が何故か頭にこびりついた。