特別な日も、何でもない日も、上手く行かなかった日も、全てが今いる自分に向けた道標であるはず。
人との繋がり、期待とプレッシャー、些細な言動に潜む分断と融和…
ケイコ自身とそれを取り巻く環境を繊細に描きながら、どこかポッカリと空いた孤独のような空洞を、優しさと力強さで満たしていくような作品でした。
コロナ禍も相まって、訴えてくるものが自分の中で大きかった。
岸井ゆきのが凄い。言葉ではなく、表情で語る演技に食らいました。終始何かに葛藤しているように見えた分、時折見せる笑顔が印象的でした。
生きやすい社会ではないけれど、それでも希望は捨てたくないです。ひたむきに頑張るしかないんです！
ロケーションがとても美しい！
そして、生活音や静寂など、音も心に強く響いてきました。
これはスクリーンで観るべき作品です。
今年ベスト級でした！おススメです！
