ケイコの真っ直ぐで力強い眼差しに釘付けでした。ボクシングに対する強い思い、真剣に練習に取り組むその姿勢、倒れてもすぐに立ち上がり相手に向かっていくその背中、眉間のシワや目の上の怪我、すべてがかっこよかった。
あまり声を出さない彼女が、雄叫びを上げて相手に立ち向かっていった瞬間はついつい涙してしまった。
ボクシング映画は今まで観たことがなく、痛々しいのはきらいなのでボクシング自体あまり見ない私ですが、ついついボクシングやってみたいなあなんて思ってしまったくらい。
個人的にケイコと会長の関係性には憧れてしまう部分がありました。私も誰か尊敬できる、心の広い温かい人とあのような関係を築いてみたいと思わされました。
ジムのひとがケイコの練習中にうるっときてしまって、それを見てひひっと笑うケイコが可愛かったなあ
お母さん、怪我する娘を見るのが嫌で、ボクシングはもうやめてほしそうなのに試合は必ず見るの、愛だな~母だな~と。顔しかめてカメラ構えて、結局撮った写真全部ブレブレなの愛おしく感じた。
岸井ゆきのさんは、『おじいちゃん、死んじゃったって』で観て以降好きな俳優さんのひとりなのですが今回改めて、素晴らしいお芝居をする方だなあと感じさせられました。