岸井ゆきのさんが大好きで観たかった映画でした
先ずは岸井さんの「役」への没入感に圧倒されながら映画の世界に入っていきました
ケイコがとてつもない才能を持っているわけではなく、極限まで「目を澄ませて」いることで、ボクシングと人生に向き合っている姿が秀逸でした
ジムが閉鎖に追い込まれるストーリーと、ケイコが人としてボクサーとして葛藤するストーリーが、絶妙に噛み合っていないように構成されているのが、この作品にエッジを効かせていました
そしてケイコが最終戦で負けることに驚きましたが、「雑」に負けたのが至高の感動でした!
4.0でなく3.8にしたのには、一つだけ理由があります
エンドロールが音楽なしで雑踏音だけで進みす
個人的には雑踏音さえもなく「無音」で魅せて欲しかったです