FREDDY

ケイコ 目を澄ませてのFREDDYのネタバレレビュー・内容・結末

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

[Story]
2020年12月、東京。生まれつきの感音性難聴で両耳とも聴こえないプロボクサーの小河恵子が、下町の小さなボクシングジムで鍛錬を重ね、苦戦を強いられながらもプロ2戦目となる狩野ほのかとの試合で判定勝ちを収めた後日、母・喜代実から"ボクシングを続けるのか"と問われ葛藤を覚えていたところ会長からジムの閉鎖を告げられ……。

[Review]
総合評価  ★★★★★★★★☆☆ (8/10点)
オススメ度 ★★★★★★★☆☆☆ (7/10点)

[Memo]
描かれている物語は展開こそは見せるが小波程度で盛り上がるような要素はとくにありませんし、全体を通して抑揚や緩急なども感じられず人によっては物静かで退屈な作品という印象を受けてしまいそうな一作。ただそれでも良作だと思えるのはやはりケイコを演じた岸井ゆきのの繊細な演技と役作りですかね。難しい役どころだが表情で複雑な心境を見事に表現していた彼女の魅力に改めて気づかされましたし、単純にミット打ちのシーンで感心させられた。下町の風景や音も印象的でしたし、それぞれの視点から物語を見つめることでまた違った面白さも。
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