オーウェン

君を想い、バスに乗るのオーウェンのレビュー・感想・評価

君を想い、バスに乗る(2021年製作の映画)
3.9
最愛の妻を亡くした90歳のトムは、2人が出会った思い出の地ランズエンドまで、単身で1300キロ以上のバスの旅に出る。

映画的に大きな出来事は起きない。
バスの旅で迷惑男を追っ払ったり、泣いている女性に優しく寄り添ったりなど、些細な出来事の積み重ねでできたドラマ。

それを支えているのが主演のティモシー・ポール。
バイプレイヤーの代表的な俳優だが、60歳ぐらいで90歳を演じて違和感がない。

過去との回想の中で妻との思い出が駆け巡る。
バスの旅というのが急がずに行くことで、年齢を感じさせる旅に代わる。

最後のエンドロールで実話ということが明かされるが、本人が関心がないのがまたいい。
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