X エックスのFrengersのネタバレレビュー・内容・結末

性への誘因がそのまま死に直結するというある意味ベタな映画。1970年代へのポルノ映画への姿勢そのままに、ガソリンを突っ込んだ奴は突っ込まれ、見ていたやつは眼を潰され、コントロールしていた監督は突然殺される。『ミッドサマー』とも近い伏線回収プロット。最も興味深かったのはシーンをカットを交互に割りながら繋ぐところで、『イージー・ライダー』を想起してしまったのだけれど、ストーリーとの関係性はあったのかなかったのかわからない。銃による一つの時代の終焉？ヒッピーが掲げた平和や理想主義の否定？Robert Palmer「Bad Case of Loving You (Doctor, Doctor)」の「君は上になるのが好き」はセックスシーンや階段以外に世代の意味も含むのだろうか。白から赤の展開も良かったけど、カメラ位置によって大体何が起きるかは身構えが出来てしまったので、屋外でカットインして急に呼び止めた所が一番怖かった(笑)。