オープニングの真四角ショットでおっ、となったのは正しかったようで、前半の溜めの演出がうまい。ただ、少し長かった。
後半の殺戮描写も、誤魔化しがなく、画面に私たちが観たいと思うものが存分に映っていて、それはつまり音とカット割りで肝心なところを誤魔化した挙句に結果である死体を映しておいて、はいこの人は殺されましたと居直るのではなく、生きている状態でナイフで刺されたり、ワニに頭を食われたり、走っているところにショットガンで顔を撃たれたりと、そうしたショッキングなことがカメラの前で起こったようにきちんと撮られているということである。