テレビサイズの画面がぐいーんと広がっていき、渋くていい味出してる黒人保安官が血生臭い現場に足を踏み入れていく冒頭などなかなかワクワクさせてくれる。
しかし悲しいかな、ミア・ゴスとミア・ゴス(老婆)の対比が浮き彫りになるほどホラーとして肝心な何かが萎んでいく。フーパーが愚直にも殉じた何かが。
ミア・ゴスを追う鰐の俯瞰ショットなど良い点も多いのだが、流石に殺人鬼二人が心臓発作とショットガンのリコイルで再起不能はちょっと...。
『バレー・オブ・バイオレンス』にくらった身としてはタイ・ウェストは応援したいので次に期待と行きたいが、次作は前日譚らしい。すまん、あんまり興味ない。