牛首村のあとに続けて観たのでホラーを続けては疲れるかなと思いきや、こちらはテイストの違うかんじでホラーというよりゲームやシリアスギャグといったかんじで楽しむ作品でした。なんと登場人物の脱落方法が爆発で、肉片ひとつ残らず木っ端微塵になった瞬間にこれは笑ってみるやつだったのかと脳がシフトチェンジしました。2ちゃんねるのきさらぎ駅がどんな話かを知ってから観たので、まんま再現した映画なのかなと思ったら展開にひと工夫あって、チープさを補うシナリオの良さがいい意味で予想外でよかったです。前半はチープなかんじだなと流し見してしまいましたが、後半は攻略方を知った主人公が淡々と脱出ミッションを熟していく展開が面白く、カメラを止めるなを観たときのようなそうくるか〜という驚きがあって新鮮でした。じっとりとした湿度の高い怖さやゾッとする怖さを求めるとこれじゃない感は否めませんが、これもまた新しい現代Jホラーの形なのかなとも思えるような不思議と好感の持てる作品でした。
