映画館で観てからレビーを書くまでにすこし経ってしまいましたが、冷静になってみても満足感の高い楽しい作品だったと思いました。個人的にMCU作品はエンドゲームで燃え尽き症候群のようになっていてなかなか新作を劇場に足を運んで観るというのは気が乗らかったのですが、ガーディアンズの新作は観なきゃなと思える良い意味での気軽さと期待があり、実際観にいってよかったなと思いました。
一作目ではチームアップ、二作目ではクイルの親子関係に焦点をあてた物語でしたが、本作ではロケットの物語を中心にしつつそれぞれのキャラクターの見せ場や魅力が詰まっていて、おなじみの個性がぶつかり合うやり取りが面白かった。ストーリーも二作目と比べてわかりやすく、仲間のピンチを救うために頑張るという単純明快さが昨今のヒーロー映画に多いストーリーの重厚さや複雑な心境を抱えて…といった雰囲気とは違って久しぶりのこの感じが好感でした。私が一番あがった場面は後半の長回しの戦闘シーンでしたが、一緒に観た夫はラクーンの過去回想にグッときていたようで、観る人によって刺さる場面のある作品なんだなと思いました。ヒーロー名が映画のタイトルであることがほとんどなMCUにおいて、ガーディアンズギャラクシーというチーム名がタイトルとなっている意味のようなものも感じる作品。余談ですが、私はアダム役の俳優さんはヘイトのたまるクズを演じている作品ばかり観てきたので、今回も最初に出たときはまたお前か！どうせ嫌な奴なんだろ！と思ったら愛嬌のあるキャラで見せ場もあってびっくりしましたw
