アマプラで鑑賞。
1時間半余りとコンパクトな本作。
親からの虐待から精神的に不安定で自殺した親友のマリコの骨壷を毒親から奪った主人公シイノが、マリコが生前行きたがってた土地へと旅するロードムービー感もある作品。ただ、そのテーマと旅の目的から爽やかさよりも重さが際立つ旅となってる。
やさぐれ感満載な主人公シイノを永野芽郁が体当たりの演技で魅せてくれる。永野芽郁の振り切り方は見事なんだけど、それが良くも悪くも演劇感が出てしまい個人的には逆に少し冷めてしまったかな。これまた良くも悪くも永野芽郁が綺麗過ぎるのも難しいところ。
そんな中、旅先で出会う釣り人演じた窪田正孝はいい味出してて良かった。親友を思い過ぎて自殺まで考えてるシイノに最後に放った、あなたは大丈夫に見えます、と言うセリフ。冷たいようだけど真意をついててとても良かった。
映画としてはとても考えさせられる作品で少し惜しい作品だった。
