ネトフリで鑑賞。
ポップス史に残る一大プロジェクト、USA for Africa 舞台裏を描いたドキュメンタリー。
UFAのドキュメントはいくつか観た気もするが、ネトフリによる本作は本人たちによる証言や当時のリアルな映像をふんだんに使い、当時の熱狂や緊張感、高揚感を見事に描いてる。何より超大物アーティスト達のリアルな素顔が生々しく、とにかく引き込まれてしまった。
本作でもホストを務めるライオネル・リッチーはムードメイカー、クインシー・ジョーンズはプロマネ、天才アーティストスティーヴィー・ワンダー、音楽的土台を作って支えるマイケル・ジャクソン。それぞれの性格と立ち位置がリアルは仕事や生活ともリンクして面白い。マイケル一番乗りして歌入れしてたんですね。
その他にも、酔っ払いのアル・ジャロウ、笑わないと思ったら緊張してた⁉︎なボブ・ディラン、ダシに使われた感のシーラ・Eとやっぱり来ない(なのに存在感抜群な)プリンス、ピンチヒッターで脚がすくむヒューイ・ルイス、トラブルメーカーなシンディ・ローパー、とかとにかく興味深いシーン、会話のオンパレード。
でもしっかり一夜であんなモノを生み出しちゃうアーティスト達のプロさに感服。そして、現場では一アーティストとして真摯に音楽制作に向き合う姿勢。大物過ぎてリアルさが無い人たちだからこそ人間味が見れるのが貴重。
音楽ファン、洋楽ファン必見のドキュメンタリー。