23年映画納め🎬
ヴィム・ヴェンダース監督による日本映画、Perfect Days。年末に幸せを感じる素晴らしい作品でした。年末にして間違いなく今年ベスト。
ヴィム・ヴェンダースの日本人以上に日本を切り取る視点に本当に感服。実は日本人なのでは、と思うくらい日本を上手く切り取ってる。外国人だからこそわかる日本というのもあるんだろうけど、その観察眼と描き方は暖かいけど鋭さもあり。
役所広司の演技も本当に素晴らしかった。ほぼ全編セリフほぼ無し。表情と仕草だけで描く清掃員・平山という男の日常と感情。カンヌの主演男優賞も納得の演技。
そしてさすがヴィム監督。音楽が映画のキーとなっており、まさに音楽好きが見るべき映画。分かる人は分かる下北のあの店も出てきますw終わった後音楽が聴きたくなること請け合い。
あと日本の公衆トイレのバラエティとクオリティに改めて気付かされます。普段何気なく使ってるけど、意外と認識でないものですねぇ。外国人が日本に来て一番に驚くのはトイレ、ってのは本当なんだろうなぁ。公衆衛生のクオリティもセットで日本人が気付かない日本っぽさ。文化人類学的にも興味深い映画。
来年は木漏れ日の暖かさと日々の違いを感じられる人になろう。そう強く思いました。
