クロスケ

マイ・ブロークン・マリコのクロスケのレビュー・感想・評価

マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)
3.6
自死を遂げた親友の実家に押し入り、遺骨を強奪すると、包丁を振り回して両親を威嚇しながら、骨壺を抱えてベランダから飛び降り、河に転げ落ちる。
女子学生を追い回す暴漢を骨壺で殴りつけた拍子に、勢い余って崖から落ちて松葉杖をつくほどの怪我を負う。

心を壊した挙げ句に死んでしまったマリコの記憶を乗り越えようと、シイノは彼女の心の痛みを肉体的苦痛として全身で受け止めます。

そんな主人公を演じた永野芽郁が意外に悪くないのです。ぐしゃぐしゃの髪の毛でラーメンを勢いよく啜り、牛丼や駅弁を口いっぱいに掻っ込む。
やさぐれた立ち振る舞いは、なかなか堂に入っていたと思います。
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