ごろり

マイ・ブロークン・マリコのごろりのネタバレレビュー・内容・結末

マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

My broken Mariko.
〝心に穴が空いた〟と訳しておきます。

永野芽郁さんの溢れ出る可愛さが今作に限ってはとても悪い方向に出てしまったなという印象_(:З」∠)_

平庫ワカ先生の原作漫画「マイ・ブロークン・マリコ」は自分にとってぶっ刺さるような描写、言葉選びがあってとても大切な1冊です_(:З」∠)_
〝初期衝動〟とはこのことを言うんだろうなというほどの勢い、起こってることはシリアスなんだけど、絵(特にめちゃくちゃ必死になってるときの顔芸)や台詞がコミカルというバランス感がクセになりますよね(;//́Д/̀/)ハァハァ
主人公 シイノがタバコを吸う姿がとにかくカッケェんです_(:З」∠)_

今回の実写化……ほぼシリアスに寄ってしまっていましたね( ˊᵕˋ ;)💦
絵と台詞でコミカルさを表現していたので、難しいと判断したのか表情の作り方台詞の言い方もシリアスになっていて、あのバランス感を期待していた自分にとっては残念でした(;`皿´)グヌヌ

1番心配していたのが永野芽郁さんにシイノを演じることができるのか??ということ。
ガサツで不器用なんだけど、とても真っ直ぐで芯があってタバコが似合うあのシイノを可愛さの権化である永野芽郁さんが……。
個人的にかなり微妙でした(;`皿´)グヌヌ
永野芽郁さんが可愛すぎるのよ!悪い意味で!
ガサツや不器用を〝演じている〟んですよ( ˊᵕˋ ;)💦
表情の作り方、台詞の言い方、目線の動きや歩き方、とにかくシイノじゃない!!
凄くわかりやすいところだと牛丼の食べ方がシイノじゃなかったかなww
そして1番重要!!圧倒的にタバコが似合わない!!致命的ですよ( ˊᵕˋ ;)💦
あとは原作にはない映画オリジナルのシーンがいくつか追加されてるんですけど、終盤 窪田正孝さん演じる旅先で出会った親切な男 マキオと別れるシーン、電車に乗り込んだ瞬間にマキオから渡された弁当にがっついてマキオへの挨拶は発車したときについでに「じゃっ👋」みたいな変にコミカルさを補おうとしたサムすぎる演出がいらなすぎる(;`皿´)グヌヌ
窪田正孝さんとの絡みは結構映画オリジナルのシーン多めなんですけど、そのほとんどのシーンのせいで、シイノがガサツとか不器用というよりただの失礼なクソ女になっちゃってるのが( ˊᵕˋ ;)💦
完全にミスキャストだと思います!
永野芽郁さんはむしろマリコ役のほうが合ってたんじゃないかな??
マリコを演じた奈緒さんも頭のネジ数本ぶっ飛んでるような演技が良かったんですけど、顔が好みじゃなかったww

良かったところは少女時代のシイノとマリコ、かなり原作に寄っていて、特に少女時代のシイノはタバコの吸い方が様になっていましたね(;//́Д/̀/)ハァハァ
あとはシイノが働くブラックな職場の作り込みは映画オリジナルでかなり良かったです!!
合ってるかわからないですけど【SMILE! DREAM! EARTH!】とか【笑顔でいれば夢は叶う!】みたいないかにもなスローガンが沢山貼ってあって笑っちゃいましたww
クソ上司を演じた俳優さんもめちゃくちゃ良かったなぁ(;//́Д/̀/)ハァハァ
シイノがマリコの遺骨を持って旅に出るときに、初めてのバイト代で買って履き倒したカビ臭いDr.Martensのド定番1461 3ホールを引っ張り出して履くという個人的に作中屈指の名シーンがあるんですけど、永野芽郁さんが履き倒したカビ臭いDr.Martens 1461 3ホール嗅ぎたいと思ってしまった同志(ド変態)は少なくないはず_(:З」∠)_

原作に登場した夜行バスで隣に座るサングラス髭もじゃでガチムチなPCのタイピング音がめちゃくちゃうるさいオッサンをカットしたのはなんでだ😤😠😡💢
アイツがいるから目的地到着したときのヤツレ感と牛丼のがっつきがいいんでしょうが😤😠😡💢
マリコ遺骨を抱いて眠るシイノが少女時代のマリコを抱いて眠るシイノに変わる描写を実写で表現するには仕方なかったのか??
結構オッサン楽しみにしてたんだぞwww
ごろり

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