このレビューはネタバレを含みます
凄く面白かった…
自殺してしまった親友の骨と一緒に、あの頃行けなかった海へ逃避行する話。
マリコは紛うことなきメンヘラで、シイノをかなり束縛してた。彼氏作ったら死ぬ、とか嫌われたら死ぬ、て目の前でリスカしたり…。そのくせ自分は彼氏作るし…それでもマリコを守っていたのは「私にはアンタしかいなかった」から😭
マリコはシイノがいないと駄目だと言ったけど、ずっとそばにいたのに逝ってしまった。私を愛してくれる人なんていないと言う過去のマリコに、私がいるじゃんかよ!!と居酒屋で叫ぶシイノ。でも目の前のマリコは骨なんだよ。
もう会えない人に会うには、自分が生きてるしかないという先人の有り難いお言葉でこの話は終わります。
日常に戻ったシイノは、マリコと会うために生きるを続けているのかな。