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私の親友、アンネ・フランクの010101010101010のレビュー・感想・評価

2.5
ネトフリのオリジナル映画って、骨のある映画が多い印象だったものの、イマイチ徹底が甘い気がした。
まぁ、テーマからして文句が付け辛いところはあるのだが…。
アンネのことを伝えたいのか、ハンナのことを伝えたいのか、焦点が定まりきれていない感じ…
…というか、「演出上の理由で一部脚色されています」と冒頭に出てくるが、たしかに「事実」として描いているというよりも、あくまでドラマの材料として使われてしまった感じにも思える。
アンネたち、現代でもどこにでもいそうな(?)ちょっと"おませ"な女の子たちが、こんなキツいことを経験し、そんな中で奇跡的にも一瞬の再開があったという事実、驚くべきことではあるが、しかしなぁ…、そのクライマックスから逆算して全体を作っていったところが容易に想像できてしまって、もったいないなぁ…、と感じてしまいました。