サトシ

小説家の映画のサトシのレビュー・感想・評価

小説家の映画(2022年製作の映画)
3.0
ホン・サンス監督の韓国の白黒映画。
第72回ベルリン国際映画賞銀熊賞に輝いた注目作。
全く執筆が出来なくなった小説家ジュニは音信不通となった書店を開く後輩を訪ねる。
偶々、その地で出会ったのが、人気女優だったギルスだった。ギルスとは初対面だが意気投合し彼女を主演にした短編映画を撮りたいとオファーを出す。予想外のコラボレーションの行方はどうなるのか・・・。

[キャスト]
ジュニ:イ・へヨン
ギルス:キム・ミニ
書店店主:ソ・ヨンファ
ヒョヌ:パク・ミソ
映画監督:クォン・ヘヒョ
詩人:キ・ジュボン

期待して鑑賞しましたが自分には全く刺さらず不完全燃焼でした。開始早々に睡魔に襲われ拷問のようでした。いつも映画鑑賞はエンドロールで余韻に浸りたいのですが、このような終わり方をされると不快感すら覚えます。ホン・サンス監督が面白いでしょと言わんばかりで独り善がりになっていませんか?
ジュニは、映画を撮ろうと持ち掛けているのに旦那さんに賛成されないと駄目だと言ったり、ギルスと食事をしている時、ギルスが退席したタイミングでギルスの分を食べてしまったり、映画を鑑賞してギルスが見終わっていないと良くないとタイマーを掛けて戻ってくるはずが屋上で電子タバコを吸いにいき帰ってこなかったりと、違和感しかなかったです。
店主がジュニと詩人の間で過去に何かあるのかと鋭い洞察力で見抜く所は一本でした。
キム・ミニは綺麗で、マッコリで酔いつぶる所も愛嬌がありました。主演映画ではカラーも観る事ができ1番の収穫でしたね。鑑賞し終わった表情から多分、面白くなかったんでしょう。
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