他人のプライドを批判しながら、自分のプライドを捨てきれないのが「作家」を名乗る人々の話だなと思った。
どこかアジアの故事のようなイメージを、ホンサンスを見る度いつも感じる。そういうモチーフってありそ…
話が終わるのを待っているそぶり、あるいは充分にその話に入り込まずに聞いている人も目の向けるところとか、、。
それと対照的に、ほんとうにあなたのことを知っていましたとかこのあとの時間も一緒にすごしま…
“偶然は奇なり”[79]
“類は友を呼ぶ”
著名作家が偶然会った名女優と映画を撮る話。カラーじゃなくて、白黒なのがとてもいい。女性同士の友情、友愛ってのが垣間見える、良い映画だった。淡々と進み、サ…
長らく執筆をできていない有名作家のジュニを中心に、一線から遠のいた人達の、今思う事。
このジュニが昔の仕事仲間に会いに行っても、漢江の公園で偶然仕事関係の人に会っても、とにかくどこか棘がある。穏や…
大傑作だと思う。
僕にとって『教授とわたし、そして映画』がホン・サンスベストだったのだけど、それを軽々と更新してしまったような気がする。
微かな反復は今作でも行われるが、それはストーリー上ではごく…
なんか妙に緊張する、お腹が痛くなる、胃がキリキリする映画だったな……結構キツかった……。
主人公の小説家の女性が、決定的なことは言わない場面でも、何か周りに緊張感を与えるオーラを放っている人物で、…
なぜかしら、小説家のことを終始信頼しきれなくて、観ていてどきどきと疲れた。
しかし、小説家と女優が心を通わせ、紅茶に砂糖が溶けていくような空気が、二人の間にはっきりと見えて私も少し幸福になった。
キ…
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