人と人との間合いの微妙な動きを観る映画。
主人公は職業訓練学校の教師。その学校にある日やって来た少年との物語。
登場人物の斜め後ろからのショット、カメラが上下左右に振られる長回しの連続。そばで見つめる他者の「まなざし」のカメラワーク。
主人公の生活や仕事のルーティンの長目のショットを重ね、その間に心の揺れを挟み込む。なんだか分からないけど、この演出にやられてしまう。
詳しくは書かないけど特殊なシチュエーションで、主人公の心も読めない。とにかく心配。サスペンスとはちょっと違った緊張感を味わった。
週末に一本ずつ、今週のダルデンヌ兄弟。
ハズレ無いなあ。