1969年から1973年までイリノイ州シカゴで実際に活動していたジェーン・コレクティブ（The Jane Collective）という、当時違法とされていた妊娠中絶を秘密裏に行っていた組織を描いています。組織自体は実在ですが映画の内容はフィクションです。
ことの重大さに似つかわしくない、クラシカルなアメリカン・ホームドラマのような描き方がされており、違和感を感じながら見ていましたが、逆にそこに意味があるような気がします。
つまり、古き良きアメリカと言われる典型的な女性像、ブロンドにニュールックの1950年代風アメリカ女性が軽やかに活動家のように振る舞っていくことに意味があるような気がする映画です。
「コール・ジェーン ー女性たちの秘密の電話ー」ことの重大さを打ち消すかのように軽やかに振る舞うジョイの存在に意味がある…
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