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太陽と桃の歌のtychのレビュー・感想・評価

太陽と桃の歌(2022年製作の映画)
3.9
ロードショーで鑑賞 2022年 カルラ・シモン脚本 監督作品 121分。スペイン カルターニャで代々桃🍑農園を営む大家族。地主が代替わりして夏の終わりに立ち退きを迫られる。家長キメット(ジョルディ・プジョル・ドルセ)は怒り狂うが、為す術も無い。地主は「一帯にソーラーパネルを敷き 管理をキメットに任せる」と言う。妻はその方が良いと思うが、キメットは取り付く島も無い。収穫をしながら、家族の心はバラバラになっていく。長男は小金を稼ごうと大麻栽培を試みる。じいちゃんは地主に阿る。キメットは時代にも家族にも折り合いがつけられない。生活は苦しいまま最後の収穫、出来ることはデモ行進くらいだ。まるでドキュメンタリーのようなタッチで今にも漂流しそうな家族が映し出され胸に迫る。
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