そりお

20世紀のキミのそりおのネタバレレビュー・内容・結末

20世紀のキミ(2022年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

一言で説明すると…
1999年のすれ違い、切ない、思いがけないラブストーリー。

起…
手術でアメリカに行った友人の好きな人を調査する。
承…
調査するうちにその人の親友を好きになる。
転…
アメリカから友人が戻ってくる。そして好きになった人が友人の好きな人だったと発覚。
結…
結局は結ばれるも男は海外へ。のちに音信不通になり長い年月を経た後死んでいたことがわかる。
 
どうして面白いのか…
・90年台の韓国の学校の雰囲気を味わえる。=体感
・青春感は良かった。=ノスタルジック

好みじゃなかったところ
・主人公が何故手術のため海外に行った友人のためだけに最初からあそこまで本気で動けるのかがちゃんと分からないからあまり感情移入できない。←違和感
・登場人物をあまり好きになれなかった←それぞれの特徴、強みが分かりづらく好きに至る要因が不足してた。←不足
、友人のための調査の筈がその友人への還元率があまりにも低い。←矛盾
・よくあるパターンなら友人のために調査してた人を好きになっちゃうっていうのだと思うけど今作は好きになるのが調査してた人の親友。かと思ったら友人の好きな人も同じだったってパターン。←途中までこれならなんの問題もなさすぎて障害少なくてつまらんなと思って観てた。障害は結局でてきたけどただ帰ってきた友人が邪魔者にしか見えなかったし不憫に思えてしまうキャラが多かった。自分は元から友人の好きな人だと分かっててそれでも好きになってしまう方が好みだった。急に見方が変わるジジ抜き方式は魅力的かもしれないけどそれまでの価値が変わるわけではないパターンもあると学んだ。=ジジ抜き方式
・友情のため好きな人への気持ちを蔑ろにする展開←これがあまり好きじゃないんだと思った、どちらかというと嘘のないまっすぐな勝負がいい:梨泰院クラスのイソみたいな
・好きの矢印ができるに至るきっかけが分かりづらく急に好きになってるから感情の流れに納得がいかない。←感情の変遷の描写不足
・冒頭の現代の引きが弱い。観る人になんらかの想像を掻き立たせないと意味がないのにそこまで思索を巡らそうと思えない。
・なんで最後に殺したのか分からなかった。しかも長い時間を経てそれを分からせたのも。←主要キャストを死なせるのは絶対的にそっちの方が作品が良くなる保証がないとやるべきではないと思った。今回の作品はそれに値しなかった。
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