そりお

九月の恋と出会うまでのそりおのネタバレレビュー・内容・結末

九月の恋と出会うまで(2019年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

一言で説明すると…
タイムパラドックスにより好きな人を失わぬように頑張る話。

起…
主人公の元に未来の声が届いたことにより本来死ぬはずだった運命が変わる。
承…
タイムパラドックスが生じぬよう同じアパートの平野と未来の声の主を探す。
転…
密かに未来の声の相手が平野であることを望むも違かった。そして一年の月日が経ってしまう。
結…
結局声の主は平野となりタイムパラドックスも生じず2人は結ばれる。

どうして面白いのか…
・事象が先に発生しその後に感情がついてくる作り=感情の推移
・わりと早めに引きのあることをしていき展開で飽きさせない=展開

好みじゃなかったところ…
・相手の身を案じあえて冷たく接するのが少し予定調和に感じれてしまった。←面と向かうのではなく行動だけをみせて顔や意図が汲み取れないようにすると後々身を案じてたことがわかってより感動するかも:エレンがみんなを裏切ったときみたいな
=予定調和
・主人公の女性がダメなところがあまり見えずいい人すぎた気がしてそこまでちゃんとは好きになれなかった。それにお互いが好き同士に至るまでの経緯が薄い気がした。=キャラ描写の不足
・少し感情が追いつくよりも先に展開が早く進みすぎていたところ。←もう少し2人が関係値を築いていくところを見たかったし(せめてあと2回くらいは2人で外出したりどっか行って欲しかった)その方がもっと感動できたと思う。=展開の先走り
・タイムパラドックスが起こると本当に消えてしまうという危機感が足りなかった←幻覚とかではなく具体的な被害が少しでもあればもっとリアルに想像できたと思う
=危機感の欠如
・主要人物が何かしらの創作活動をする夢を追う人物だと最終的にその夢が嘘みたいにうまくいくことやその人取り巻く人の反応とかがリアルじゃなくあまり没入できない=非現実的

個人的ハイライト
・高橋一生の演じる役特有の偏屈さが好き。面倒なところを愛おしく見せられたらキャラとして結構強いと思った。
・主人公たちがうまくいってるときに一方の元恋人が現れてやきもきするのは自らの恋心を自覚するのにいい効果があると思った。
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