パンフレット

夜叉 容赦なき工作戦のパンフレットのレビュー・感想・評価

夜叉 容赦なき工作戦(2022年製作の映画)
3.5
日本語字幕は、不明(何故か記載なし)
吹替翻訳は、江波智子

配信日は2022年4月8日


韓国スパイアクション映画で、これは見やすかった。
韓国のアクション映画は、割と生々しい暴力表現があり、見るのにエネルギーを使う場合があるが、今回はそこまで強くはなかったと思う。

日本が現代スパイアクションで悪役になるのは珍しいのではないだろうか。日本にスパイのイメージはほとんどないからか。
しっかり悪役としての日本は、何枚も上手で立派に敵役をこなしていた。十分魅力的。日本の悪役は、ヤクザが多いイメージだが、こういう知的な悪役も良いものだ。

一方で、アジア人という括りで見ると、日本も韓国も似たり寄ったりなので、日本人を強調するのは苦労するのかもしれない(日本刀などの小道具が重要)

ただ、こうして韓国が日本を悪役にするなら、邦画だって、中国や韓国、北朝鮮を悪役としても良いということだろう(そもそも、フィクションなのだから、忖度みたいのは必要ないと思うけど)

こういう作品を邦画でも求めたい。ミリタリーアクションやスパイアクション

登場人物たちも特徴的で良かった。
悪には悪で立ち向かい、そこに正義の権化のような人物が絡んでくる。さらに三つ巴とも言える状況に陥る。

Netflixだからこそ、出会えた作品だったと思う。

それと、主人公が柔道の使い手なのが、これまた珍しかった。


04/10/Sun/2022/492 No.19