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牛久のgenarowlandsのレビュー・感想・評価

牛久(2021年製作の映画)
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衝撃でした。言葉が出ない。
たとえようのないことが穏やかな国民のいる平和な国で行われている。
難民申請をしている人びとを収容し、そこで行われている異常な暴力、人権蹂躙。
隠しカメラと、入管が撮影している映像は、目を疑うものでした。

難民申請している人びとは犯罪者でもテロリストでもないのに。

手錠を後ろ手に付けられ、7、8人の男たち全員に羽交い締めに押さえつけられ、急所や痛点を押され、怒鳴りつけられ罵声を浴びさせられ暴行を受ける。こんな暴力、映画でも観たことがない。それが現実に起きている事実。ナチス、日本軍思い出しました。いや、暴力団。

「懲罰」「懲罰部屋」が入管施設に存在すること。いったい何が起きているのか?死ぬまで拷問するのか?収容されている人びとは精神を病み何度も自殺未遂する人も…

難民を受け入れるつもりのない国。国際社会への体裁として、形だけの難民申請の制度は存在する。

異常です。これは日本で起きている事実。

ぜひ、直接観ていただきたいです。


~22(木)まで阿佐ヶ谷morcで上映されています。


*むぅさん、上映の情報を教えてくださってありがとうございます。
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