自分の人生を終わらせるタイミングを自分で決定できるなら…。
何かのレビューで評判良かったのがアマプラに来てたので早速見てみたのですが…日曜日の昼下がりに見るにはあまりにも内容が重すぎた…じゃあいつ見るのが良いのかと言われるとわからない…気持ちがある程度元気な時…？
75歳以上になると安楽死を選択できる法律が施行された近未来のの日本で当事者になった老齢の女性、「PLAN 75」と呼ばれるこの制度の申し込み業務担当する公務員、制度の利用者のメンタルケアをする女性を中心に物語が進む。主人公の女性を演じる倍賞千恵子さんの立ち振る舞いが素晴らしい。全体に抑えたトーン、それぞれの登場人物の結末をあえて明示しないところがまた色々考えさせられる。
確かに元気なうちに自分のタイミングで死ねる（しかも面倒な後始末は全部行政がやってくれるっぽい）のはちょっと良いなと思ってしまう反面、絶対最後のタイミングでまだ死にたくないってなってしまいそう。日々慎ましく生活してきた最後のご褒美が10万円ぽっちの現金とあっさり死ぬ権利だとしたら、なんというか人生ってなんだろうって思っちゃう。
画面の中の人物と目が合う演出にドキッとした。
