さとうゆか

PLAN 75のさとうゆかのレビュー・感想・評価

PLAN 75(2022年製作の映画)
3.0
PLAN75の世界線、少し角度が違ったら今でもあり得そうなかんじがリアルすぎる。工事ジャケットの点滅は、まるで命のようで儚くて、わたしは生きたいと言いたくても言えない、どんどん生きづらくなる生活の中でかすかに訴えているようで忘れられない。

誰からも強制されない選択がいちばんいいのにな。強制された途端、いくら逃げ道を用意してくれていたとしても、それはある種の脅迫。問いかけのままぼやけて終わる感じも、最後までわたしの感情含めて誰もが救われなくて苦しかった。