このレビューはネタバレを含みます
そう遠くない将来に起こり得ることだなと
某成田さんの「老人は集団自決すべき」的な発言だったり、それに似たものは、他人事であるという意識から生まれているんだなと痛感する。当事者が自分の親族だったら、親だったら、何より自分自身だったら、そんな言葉は出ないんじゃないだろうか。
もし、老人においても取捨選択を行なって生きる価値がある者を…という展開になるなら、生きる価値とは何をとって決まるんだろう。障害者も価値がないとされるんだろうか。
ただプラン75で苦しめられる老人の姿を映しているけど、現実では救われた人数の方が多いのは事実だろうな。障害者を襲った事件も、被害者家族は感謝していたと聞く。
綺麗事で絶許するなら、最後生を選択した彼女の今後の医療費は自分の所得から払われているということを思い出して欲しい。引かれている額を見て本当に、綺麗事であり得ない！だけ言える？
