このレビューはネタバレを含みます
大変考えさせられる映画
映画内でも正解が描かれることはなく
何が正しくて何が悪いかなんて登場人物たちも
誰1人としてわかっておらず、それは
もちろん我々視聴者も同じ。
セリフが極端に少なく、表情や仕草などから
登場人物たちの心情に寄り添うような
構成なので、人によって感じ方が変わりそう。
コールセンターのお姉さんが、
後ろの演説を聞きながらこちらにフッと
視線をやる場面にはドキッとさせられる。
登場人物たちが一度として生きてほしい
とは言わないところが現代社会を色濃く
風刺しているように感じた