Nちゃん

レア・セドゥのいつわりのNちゃんのレビュー・感想・評価

レア・セドゥのいつわり(2021年製作の映画)
3.3
1987年、ロンドン。
匿名希望のひとりの美しい人妻が、「年齢は33歳。4歳の娘がいるけど夫との結婚生活は悲惨そのもの。そして彼と出会ったのは1年半前のこと」と、イギリス在住の高名なアメリカ人作家フィリップと自分との関係について語り始める。
彼女とフィリップは定期的に出会って情事を重ね、さまざまな事柄を語り合うが、フィリップには彼女のほかに妻や複数の愛人がいて、彼女たちともあれこれ会話を交わしていく。


12のエピソードから構成されているストーリー展開。
これら全て小説のネタとしての妄想なのか現実なのか多少の誇張なのか、は分からないけれど、最初から最後まで会話劇で終わっていきます。

対話して悦び増すって素敵。
「君の話を聞かせて」ってある意味口説き文句なようで本意なのが尚良い。

途中レア様が「若かりし頃は髪を青く染めて〜」って言っていたのはアデルの事かな?あれはセリフ?アドリブ?

フィリップには妻がいて、レア様のほかにも複数の女性たちと不倫していて、その方々との会話から小説を描いていったんだけど、全てが会話劇だけどレア様との会話はいつも少し哲学的で少し儚げで少し寂しそう。近いようで遠いそんな存在。
最後には別れてしまうけれど、またラブが再熱するのかずっと好きだったのか、そこはどうなんでしょうね(?)

てかタイトルに「レアセドゥの」って付いているのは何故だ?


あ、ずっとレア様だけが出てくるのかと思っていたら、ほかの女性との不倫話もあって、レア様だけの映画じゃないんだって少し残念だった。まあメインはレア様だけど。
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