Nちゃん

彼女が好きなものはのNちゃんのレビュー・感想・評価

彼女が好きなものは(2021年製作の映画)
3.0
高校生の安藤純は、自分がゲイであることを周囲に隠して生きている。
ある日、書店を訪れた彼は、クラスメイトの三浦紗枝がBL漫画を購入しているところに遭遇する。
BL好きであることを秘密にしている紗枝は、純に口止めをする。
純には妻子ある同性の恋人マコトがいるが、書店での出来事をきっかけに紗枝と急接近。友人とダブルデートをしたり、クラスメイトと遊園地で遊んだりするうちに、純は紗枝から告白される。
純は「将来は結婚して子供がほしい」という思いを胸に、三浦さんとならそれが叶うかもしれないと交際を始めるが……。


純がゲイであることに葛藤するゲイ映画。
同性愛者やゲイをテーマにした映画はたくさんあるけど、今作もゲイであることに悩み葛藤し、周囲からのアウティングによってゲイであることがバレてしまうストーリー。

日本の同性愛者関連映画って同性愛者であることに葛藤する、で止まってるんだよな。周囲にバレる怖さ、受け入れてもらえないだろう、同性愛者だという自分が気持ち悪く思われる、そういうことしか語られなくてその葛藤だけで物語は終わるし、たいていそのラストは自殺や死や未遂。
今作も自殺未遂の飛び降りだし。
ゲイとしてその先の恋愛模様をストーリー化することって日本では映画という空想でもタブーなの?
深夜ドラマのBL作品はバカみたいに「BLの世界はキラキラしていて尊いもの」という世界観が謎に作られていて、それ以外の深夜ドラマBL作品は受け付けていませんor需要ないです、てきな感じになっているのもおかしいわ。
これも一瞬の差別だと思います。

話ズレたけど、小野っちもゲイなのか?

三浦さんは直球な性格の腐女子だと思うけど、ステージ上で今までの自分のエピソードトークしながら純くんがゲイだと大人数の前で改めて言うことではないよね。
純くんの許可無しに三浦さんが言うことじゃないよね。

なんかいろいろちょっとしたところで自分の考えとストーリー上の伝えたいことのズレが見えて、私にはツッコミどころ多いように思えた。

他人が誰かの性的マイノリティに対して安易に口出したりしないでほしい。
余計なことしないで!
Nちゃん

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