ドキュメンタリー映画なので淡々と進むが映像に凝っていて美しい場面に出会う
ざっくり言うと一枚の絵の話だが、ホンモノかニセモノか、から始まりたくさんの人の思惑が絡み話が展開されていく
誰が買うか?、絵の出所、ビジネス、政治と大きな話になっていくが、結局真作か贋作かはいまだに完全には解決しておらず最後まで真作と信じてやまない人達、贋作に違いないと決めつけ馬鹿にする人達が存在する
ただし、物凄い値が付いたこの絵を巡る周囲のゴタゴタも魅力のひとつとして付随してしまうのでアートは奥深い
そして、その奥深さなど気にもせず金と欲望にまみれたジジイどもがカードの1つとして所有していたりする現実の虚しさ
芸術とは?世界とは?人間とは?人生とは?
考えさせられる作品