このレビューはネタバレを含みます
大学生の時にとっていた英語の授業で、植民地支配とジェンダーについて学びました。支配国を「理性的な」男性として、被支配国を「感情的な」女性として擬人化するというプロパガンダアートがあったそうな…
フランクとアリスが食卓で対決するシーンはそれを思い出していました。ヒステリックな女性と、落ち着いている男性、言うまでもなくどちらを周りが信じるかという無言の空気がたまらなく重苦しい!
アリスはその差別に加担したジャックのことが許せなかったんですね。まあ他にもいろいろもっと酷いことをされていましたが…
他人の人生ってそんなに手中に収めたいですか?愛してるって何かの免罪符になりますか? 恐ろしいことだよ…… 私もきっとそんな気持ちのときがある……
しかし大筋は面白かったものの、やや冗長に感じるところがあったので、もっとスリムになれるんじゃないかな…と思っての3.5です。