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ドント・ウォーリー・ダーリンのliamのレビュー・感想・評価

3.2

監督、出演は「ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー」のオリヴィア・ワイルド。他に出演は「ブラック・ウィドウ」のフローレンス・ピュー、「エターナルズ」のハリー・スタイルズ、ジェンマ・チャン、「オールド・ナイフ 〜127便の真実〜」のクリス・パインなど。

完璧な生活が保証された街で夫ジャックと幸せな日々を送るアリスは、隣人が赤い服の男たちに連れ去られるところを目撃する。それ以降、彼女の周囲では不可解な出来事が続発。次第に精神が不安定となり周囲からも心配されるアリスだったが、あることをきっかけに、この街に疑問を抱くようになる。

謎が序盤から張り巡らされており、不穏な形で物語が進む。

今作は女性が男性から押し付けられてきた理想や、家父長制などといったものからの脱出がテーマになっている。

中盤でオチが大体分かってくるが、設定にツッコミ所はあるものの、役者の演技や、演出は非常に良かったので、まあまあ面白いスリラー作品になっていた。

ただ最後のオチはあまり良くなかった。フランクの奥さんが反旗を翻したのもよく分からなかった。

主人公が癇癪持ちみたいに勝手に怒鳴ったりする作品は好きじゃない。周囲がおかしくて、主人公が合っているのに変な奴だと思えてしまってキツイ。

演出と演技が良いスリラー映画。
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